「駅伝を通して思うこと」

東和町立東和中学校3年 齊藤 大雅

 昨年12月の末に行われた全国中学校駅伝競走大会に、僕は選手として出場しました。結果は第9位で、入賞こそのがしましたが、僕にとっては素晴らしい経験ができたと思っています。

 僕は、小学校の高学年まで陸上には興味を持ってはいませんでした。走る事は得意でしたが、本格的に陸上をやろうとは思っていませんでした。でも僕は、他の小学校の同級生がいろいろなマラソン大会で活躍しているのを見て、だんだん陸上に興味を持ち始めました。それがきっかけで、陸上を始めました。

 中学校に入学した僕は、陸上部に入部しました。小学校とは違い、それぞれの学校の生徒が集まっている中学校に、僕はとても驚きました。僕が入部した陸上部にも、小学校の時に活躍していた人達も入りました。入部した人は僕を含めて男子は7人、そのうち長距離の人は6人でした。初めての部活動をやったときは、不安な気持ちでいっぱいでした。でも、長距離の新入生と友達になって、不安が少しなくなりました。この時僕は、ある目標を立てました。それは、大会に出場するということです。いっぱい練習して、大会に出場したいと思いました。でも、中学校の練習はとてもつらく、大変でした。練習に耐えるのが精一杯で、毎日が大変でした。練習中僕は、新入生6人の中で、いつも最後を走っていました。

 ある日曜日に、陸上の大会に参加することができました。僕の目標である大会に出場は果たしたものの、種目は短距離の100mでした。長距離の練習をしていた僕には、とても悔しい大会でした。他の同級生は長距離のレースに出場していました。そして、この時僕は、この同級生より速く走れるようにならなければ長距離のレースには出られないと思いました。そこで僕は次の日から同級生をただの友達ではなくライバルとして、練習に取り組みました。しかし、いつまでたっても同級生5人には勝てませんでした。それに、大会に参加するものの、長距離のレースには一度も走れませんでした。

 9月に入り、陸上は個人の種目から団体の駅伝と変わりました。少しずつではあるものの力をつけてきた僕は、駅伝のメンバーに入りたいと思っていました。駅伝は、選手全員8人で、走る人6人、補欠2人の種目でした。僕達1年生6人の中から4人が選手に選ばれました。僕は残念ながら選ばれませんでした。東和中駅伝部は、支部大会1位、県大会2位の好成績をおさめました。

 2年生になった僕は、他の5人と対等に練習できるようになりました。目標も1年生の時とは違い、駅伝メンバーに入るというのに変わりました。そして、2年生になって何よりうれしかったのは、大会で、短距離以外の種目に出場できたことです。僕は、中距離の800mに出場できるようになりました。さすがに今まで走ったことのない800mは不安でした。でも、走ってみると、とても気持ち良いレースでした。これをきっかけに、次の大会からずっと800mに出場しました。そして、だんだん自分に自信が持てるようになりました。タイムも自分で驚く程記録がのびていきました。

 9月に入り、駅伝シーズンとなりました。僕は、駅伝のメンバー8人に選ばれました。とてもうれしかったです。しかし、支部大会、県大会、東北大会と、選手として走ることができませんでした。そして、このころから僕は、駅伝で全国に行きたいと思うようになりました。

 中学校最後の年、3年生となりました。僕達東和中の目標は、県大会で優勝し、全国大会に出場するということでした。1、2年と県大会で優勝できなかった僕達は、「今年こそ優勝する」という願いがありました。そして、チーム一丸となって練習に取り組みました。

 10月になり、県駅伝大会が近づいてきました。僕も選手としてメンバーに入りました。支部大会で初めて4区として走りました。とても緊張しましたが、しっかり走ることができました。そして、県大会当日、僕達は、「やることは全部やった」という気持ちでレースにのぞみました。その結果、僕達東和中は悲願の初優勝をかざることができ、全国大会に出場できるようになりました。本当にうれしかったです。この時僕は、陸上をやってて良かったなあと思いました。僕達の目標も全国大会で8位入賞するというのに変わりました。全国大会までの練習に気合いが入りました。

 12月20日、僕達は、東和町民からの声援を受け、山口県に出発しました。大会が行われるセミナーパークで何度か試走をしました。そして、大会に1日ずつ近づくにつれ、不安と緊張がこみ上げてきました。中学校最後となるこのレースで自分に自信を持って走ろうと決めました。そして、大会当日、僕は6区アンカーとして走ることになりました。さすがに全国のレベルは高く、僕の番まで接戦で来ました。タスキをもらった僕は、前半から積極的に走りました。でもその分、後半つかれてしまい、前の人を抜くことができませんでした。結果は9位で、目標の8位入賞は果たせませんでしたが、中学校生活で一番思い出に残るレースでした。

 僕は、この大会を通じて、自分に自信が持てるようになりました。何事にも自分に自信を持って努力すれば、上手くいくんだなあと思いました。これからも、高校、大学、社会人になって陸上を続けたいです。

 最後に、僕達を応援してくださった東和町民、先生方、家族の人に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

プロフィール
出身 安達郡東和町出身
経歴 東和町立木幡第一小学校
     ↓
東和町立東和中学校

主な成績
2000年
(2年生)
駅伝 支部大会 1位
県大会 6位
東北大会 3位
県北中体連陸上大会 800m 3位
2001年
(3年生)
駅伝 支部大会 1位
県大会 1位
東北大会 6位
全国大会 9位
通信陸上県大会 800m 7位
4×200mR 県大会出場

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