「私とクレー射撃」

クレー射撃  佐藤 隆

 一般的にクレー射撃競技は3種類の競技に分けられます。
 種目別に、トラップ、スキート、ダブルトラップです。
 標的は、直径110mm、全高9598mm、重量105gの円盤状の素焼きのクレーピジョンといわれるもの。
 トラップ射撃は5つの射台をもち1つの射台に対して3台の放出機がセットされ5つの射台で15台セットされている、射手の前方15mより左右45度以内。高さは放出機より10mの地点で1.5m 3.5m以内の範囲で放出機より右、左、真中の3方向にランダムに放出されるクレーを撃破する競技で1枚のクレーに対して射手は2発までの射撃が許される。射手は5つの射台を順番に移動しながら5巡し1ラウンド25枚のクレーが放出され撃破枚数が記録される。競技会によりラウンド数は変わる。
 スキート射撃は19.2mの半円弧状に7つの射台と円弧の中心に8番射台をもち円弧の左右に放出機が1台ずつセットされているハウスがあります、左のハウスをハイハウスまたは、プールハウス、右側のハウスをロウハウス、またはマークハウスと呼ばれています。射手は1番射台で全員が射撃を終了するまで次の射台には移れません、スキート射撃では1枚のクレーに対して1発の射撃しかできません。また左右の放出機から同時に放出されるダブルといわれる高度な射撃を要求される射台も有ります。トラップと同じくラウンド25枚のクレーが放出され撃破枚数が記録される。
ダブルトラップは、トラップの射台を利用し15台の放出機のうち7、8、9番の真中の放出機を使用しクレーを放出する、7号機は左5度8号機は0度9号機は右5度にセットされている、セットによりAセット7、8号機Bセット8、9号機Cセット7、9号機の放出機より同時に放出される、射手はトラップと同じように5つの射台を順番に移動し4巡または5巡し1ラウンド40枚、または50枚の撃破枚数が記録される。

 クレー射撃は移動標的を限られた時間内にすばやく撃破しなければならない競技であるが練習はもちろん一番重要なことはメンタル面でのトレーニングが必要である。クレー射撃の選手の多くは練習では十分自分の射撃ができているにもかかわらず試合になると力が発揮できないでいる、これにはいろいろなことが考えられるが、頭でいろいろ考えているとクレーが放出されてからの銃の振出しがバラバラになってしまい練習と同じように射っているつもりでも微妙な誤差となり失中してしまい、なぜと考えるのが次の失中を生み悪循環と成ってしまう。射手は自分の殻に閉じこもりひたすら射つことに集中したいものである(自分をいつも同じ状態に置き、射台に入ったら同じ事をする)。
 次にこの状態を克服するには普段のトレーニングの仕方に問題があると思う、試合形式の練習法、練習のための練習法に分けるべきである。
 又、一般的に練習をするときの課題をもっていない。いつもスコア本意で行っていることである。何点何点だけである。なぜ今のクレーを失中してしまったのか何故銃口があそこにいってしまったのか、必ず原因があるはずである。その原因を追及せずに点数のみを追いかければ試合ではその原因が顔を出すようになる。
 クレー射撃ではほんのちょっとした集中力の欠如が失中を生むということを念頭においてこれからも指導をしていきたい。 

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