「ライフル射撃入門」

    橋本 寛 

 ライフル射撃という言葉は、聞いて知っている方は多勢いるかと思いますが、実際に見物されたりして、理解している人は、非常に少ないのです。ライフル射撃普及の意味からも少し説明したい。
 スポーツとしてのライフル射撃競技は、1551年にドイツで行われた記録があります。その後15〜16世紀にかけてヨーロッパ各地で協会が設立され大衆スポーツに発展し、オリンピックには1896年のアテネ第1回大会以来正式種目として採用されて今日まで至っております。
 射撃競技は、外国では庶民のレクリエーションとしてスポーツ化され、オリンピックの重要な種目になっておりますが、参加国も陸上競技に次いで多く、世界的に普及しているスポーツなのです。
 射撃競技は、身体各部のトレーニング(肉体的)、スポーツマンシップ等の精神面のかん養(精神面)、射撃技術の取得(技術面)の三位一体となった総合的なスポーツであり、その成果を銃と弾丸という科学的道具を使用して標的上に点数として表現し競うものであります。
 日本では大正時代に大学生によって大会が開催され、これが契機に日本ライフル協会(現在)が設立され、国際大会にも多勢の優秀選手が派遣され入賞などしてニュースで知ることもしばしばです。
 前述したようにライフル射撃は、銃という科学的な道具を使用しますが、日本では略称;銃刀法という世界にも類を見ないきびしい銃の規制があるため、所持しようとしても手続等の煩雑さがあり尻込してしまう人が多いのです。競技を理解していないとなかなか興味がもてず、他のスポーツに比して静のスポーツであり、どうしてもマイナーな競技と写ってしまいます。実際に射撃をしている人にとっては、こんなに面白く精神的にも集中力の高揚が養われるものはないと思っています。コーチや監督もこの辺に重点を置いて指導します。男子よりも女子の方が競技には適しているのではないかと思われますし、つい数年前までは男女の差別のない競技でした。興味のある方は是非ライフルスポーツの門を叩いて見て下さい。大歓迎いたします。



 <エアーピストル(AP)の橋本氏> 

 
<少年女子立射(ビームライフル射撃)>

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