「山岳競技とは?」
                                                     ビクトリーコーチ(山岳競技):稲村泰伸
皆さんは「山岳競技」とはどんなことをするのか知っていますか?実は私自身この競技を始めるまでは、あまり知りませんでした。ではまず「山岳競技」とは何かを説明していこうと思います。
山岳競技は「縦走競技」と「クライミング競技」の2種目から成っています。3人一組で1チームとして、そのうちの2名が、それぞれの種目に出場します。ですから3名のうち1名は2種目に出場しなければなりません。「縦走競技」は選手が規定の重量(20kgなど)の入ったザックを背負い、山の麓をスタートして登山道を走って登り、頂上付近のゴールまでのタイムを競うものです。各県2名ずつ計94名が一斉にスタートし、頂上を目指して駆けていく姿は壮観です。また、頂上にゴールした選手たちは、次々にゴール付近に倒れこみ、しばらくは動けない状態になるほど激しい競技です。
「クライミング競技」は、約15mの人口の壁を自分の手足だけで攀じ登り、その到達高度を競います。競技中はザイル(命綱)によりビレーヤーが選手を確保しているので、落下した場合も安全ですが、観客は「落ちる、落ちる」というスリルを味わいながら競技を観ています。選手によって登り方が異なり、パワーで登る人、バランスで登る人など、スムーズな動きの人ほど壁の上部まで登る場合が多いようです。2人が同時にスタートし、6分という限られた時間の中で完登を目指して頑張ります。
 このように、縦走とクライミングという異なる種目の成績により順位が決定します。最近では、箱根駅伝に出場した経験のあるマラソンランナーやクライミングの世界大会に出場したクライマーなどその道の一流の人たちが続々と参加するようになっており、上位に入賞しています。そして、走りのスペシャリストやクライミングのスペシャリスト、さらにその2種目をこなす「走って登れる山岳のスペシャリスト」がチームの上位入賞のカギを握っています。ぜひ皆さんもそんな山岳競技を見て、応援してほしいと思います。よろしくお願いします。


<プロフィール>
氏名:稲村泰伸(いなむら やすのぶ)
所属:福島県都市公園協会
出身:保原町
競技歴:くまもと国体縦走2位
指導歴:高知国体成年男子総合優勝(コーチ)

<クライミング>

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