「トランポリンを通して」
                                                        尚志高等学校2年 管澤奈緒美
 平成14年9月の中旬に行われた全日本トランポリン競技選手権大会に、個人競技として初めて出場しました。結果は個人第19位で上位入賞することはできませんでしたが、私にとっては大変心に残る素晴らしい経験になりました。
 私は、小学2年からトランポリン競技を始め、小学校低学年のうちは「高く跳べるようになりたい」とぐらいにしか思っていなかったのですが、高学年から中学年になるにつれて「試合で上位を目指したい」とか「もっと高度な技をこなしてみたい」とか思うようになり、改めてトランポリンに強く興味を持ちました。
 更に、「高校生になってもトランポリンを続けたい」と思うようになり、福島県で唯一トランポリン部がある尚志高等学校に入学しトランポリン部に入部しました。
 それから数多くの大会があり、全日本年齢別大会、県新人戦、県総合体育大会、東北大会、東日本大会、全日本大会とその他休み無く大会が続きました。しかし、沢山ある大会の中でまず自分で感じた事は、自分はとてもプレッシャーに弱い人間だということです。幾度ど重ねる大会の中で、いつも同じ所で失敗したり、気が弱くなって中断したりと部員みんなに迷惑をかけていました。その度にトランポリン部顧問の遠藤静子先生に「奈緒美は気持ちが弱すぎる。もっと自信を持って試合に臨みなさい。」と言われていました。時には「練習不足だ。」と厳しいお言葉を言われたこともありました。
そんなことを言われる度に「次の大会では頑張らねば!」と強く思うのですが、いつも同じ結果になっていました。
 2年生になった私は、「このままでは、この高校に入った意味が無い。」と思い何度も何度も試合を想定した練習をして、試合では絶対に失敗しないような積み重ねをしました。
それで、高校1年の時に出場できなかった全日本トランポリン競技選手権大会に、高校2年になって初めて出場することができました。私は、その大会で自分の演技を各都道府県の中で最もトランポリンが上手い人たちに見せることができ、そのことで自分に自信を持つことができました。その中からトランポリンは見せる競技だということを強く実感しました。そして、この全日本大会が高校生活の中で一番心に残った試合になったと思います。
 私は大会を通して、顧問の先生が口にしている「継続は力なり」という言葉の本当の意味が分かった気がします。自分の目標に向かって毎日少しずつ重ねる努力や、人の何百倍もの努力を積み重ねていれば、必ずその努力は報われるのだと思いました。
 最後に、私に自信を持たせるようにご指導してくださった遠藤先生と菊地先生のおふたりと、影で自分を見守っていてくれた家族に深く感謝したいと思います。本当にありがとうございました。


<演技の様子>
<プロフィール>
氏  名:管澤奈緒美(すがさわ なおみ)
出  身:郡山市
生年月日:昭和60年9月2日生まれ
大会実績:第27回 全国高等学校トランポリン競技選手権大会
          団体第3位    シンクロナイズド第3位
好きな言葉:『継続は力なり』

<全国高等学校トランポリン競技選手権大会>  
前列向かって右から3番目

<全日本トランポリン選手権大会>
前列左:本人。前列中央:遠藤先生

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