「長距離走と私」
                                                          原町高等学校3年 今井 正人
 僕にとっての高校3年間は、なんといっても陸上無しには語れないだろう。しかし、小・中学校までは1日も野球ボールを握らない日が無いほどの野球少年でした。そんな僕が高校に入学してからなぜ陸上、中でも駅伝を走りたいと思い陸上部に入部したかというと、秋から冬にかけて多く開催される駅伝大会に出場したことでした。一本のタスキにチームのみんなの思いを込めてゴールまで運ぶあのレースにとても強い魅力を感じたことが、僕の心を陸上に動かせた理由です。
 入部してからの最大の目標は、12月末に京都で開催される全国高校駅伝、通称「都大路」です。畑中先生のご指導のもとで1年生から少しずつではあるが力をつけていき、トラック競技では思っていた以上の成績を残すことができました。
 そこで迎えた高校入学後初の県高校駅伝では、1年生ながら1区10kmを走ることとなり、大きなプレッシャーと不安に押しつぶされそうになりながら走り、区間3位とまずまずの結果でホッとしたことを覚えています。
 翌年、2年生になった僕は、昨年よりも一回り大きくなりトラックシーズンでも世界ユース選手権に日本代表選手として3000mに出場することができ、決勝では最下位の15位ではあったものの世界レベルを肌で感じれたことは、僕にとって大きな自信になりました。インターハイにも出場し12位になったことも、大きな自信になりました。
そんな中で2度目の県高校駅伝を迎え、2年連続で1区を走り後半に追い上げられ、3秒差ではあったものの区間賞をとりました。チームは大差の2位となり嬉しさと悔しさが残る結果で、「来年こそ」という強い気持ちを持った大会でした。
 3年生になると、チームの士気も上がりチーム一丸となって都大路を目指して日々練習してきました。その結果、前半戦のトラック競技でインターハイ5位と駅伝を見据えた中で結果を出せたと思います。
そして、ついに最後の県高校駅伝を迎えました。タスキは前半でトップと3分近い差で3区の僕の所に運ばれてきましたが、チームの誰しもが諦めていませんでした。そこから驚異の追い上げを見せ、一時はトップ田村高校との差を6秒差まで詰め寄りましたが、ゴールしてみると52秒差の2位でした。
ここで僕の高校駅伝は幕を閉じてしまいましたが、みんなで心をひとつにして走り、泣いたり、笑ったり、悔しかったり、喜んだりを共にした仲間を絶対に忘れません。そして、高校で得た多くの経験を生かし、大きな目標に向かって走りつづけたいと思います。
最後に、ご指導に当たってくださった先生方、そして地域の皆様に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。


<県高校駅伝の追走>
<プロフィール>
氏  名/今井正人(いまい まさと)
所属/原町高等学校(3年)
生年月日/昭和59年4月2日
出身地/相馬郡小高町
大会実績
第2回世界ユース陸上競技選手権大会3000m 15位
第30回世界クロスカントリー大会 Jr8km 25位茨城インターハイ 男子5000m 5位
県高校駅伝              3区  区間賞
よさこい高知国体      男子共通1500m 7位    〃         少年A 5000m11位

<茨城インターハイ5000m:中央ピンクの鉢巻> 

<県高校駅伝表彰式:左から3人目>

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