「自転車競技と僕」 

            東白川農商高校自転車部3年 舟木 誠

 8月11日、僕はインターハイという大舞台で優勝することができました。これも日々の練習や自分を支えてくれた先生、部員達のおかげととても感謝しています。
 僕は中学時代は野球部に所属していましたが、3年間補欠で、高校に入学して部活には入らないつもりでした。しかし、その当時の自転車部の顧問の福島先生に声をかけられ、その日から自転車競技との生活が始まりました。
 始めた当初はとてもきつく、何度も止めようかと思いました。しかし、2年生になった時には、精神的に強くなっている自分がいました。その結果インターハイに出場できましたが、やはり全国の壁はすごく厚く自分の走りがまったくできず、とても悔しい思いをしました。その日から、その悔しさをバネに更に日々練習に取り組みました。そして、3年生となり、部長をまかされ新たな気持ちで部活に取り組みました。3年での県大会ではロードで優勝することができ、どんどん練習の成果が出てきました。そして、ついにインターハイを迎えました。僕はロードレースと、東北大会で出場権を獲得したポイントレースに出場が決まっていました。ポイントレースは予選からスタートしました。何とか予選は通過しましたが、決勝では散々な結果になってしまい、ロードにも不安を感じていました。そして、ロード当日。僕は何かふっきったように気楽にいこうと心で思っていました。
レースが始まり、様々な展開の中で何も考えず、ただがむしゃらに走っていました。残り数キロ地点で独走状態になって最後の登りを終えた時、勝利を確信して大声で吠えていました。
 僕が今までしてきた毎日の練習は無駄じゃなかったと、今までの努力、お世話になった人への感謝など、いろいろなものがこみあげてきました。
 そして表彰式の会場に入った時、目の前にある表彰台。何度も夢にまでみたインターハイの表彰台。「自分があの一番高いところに乗るのか」とそう思った時、すごくうれしくて、乗った時は涙が自然と出てきました。
 しかし、その時は優勝の実感がありませんでした。後日、結果が新聞に載り、やっと実感がわき、もっともっと上を目指そうと思いました。
 10月に、僕はベルギーでの世界選手権に日本代表としてロードレースに出場します。世界で僕がどれだけ通用するかわかりませんが、精一杯自分の走りをしてきたいと思います。
そして、自転車競技を続け更に上を目指し、日々の努力を重ね、世界に通用するレーサーになりたいと思います。
 <プロフィール>
【生年月日】昭和60年1月12日
【出身】鮫川村
【経歴】鮫川中学校卒
【主な実績】平成14年度全国高校総体・個人ロードレース優勝

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